- 投稿日
- 2016年12月22日 (最終更新:2016年12月26日)
- カテゴリ
- ばね指
寒い季節だから、指の動きが鈍くてもこんなものだろう…。
何か指先に違和感を感じるが気のせいかな?
と、そのままにしている指先のトラブルに覚えはありませんか?
今回は「ばね指」と言われる指先に関わる症状とその原因、どんな人に多い悩みなのかについてお話したいと思います。
「ばね指」ってどんな症状なんだろう
指の動きに関わる「腱」と言う部分に膨隆(腫れや膨らみ)ができ、指の動きが制限され炎症がおきる現象のことを言います。
初期の段階では、ズキズキとした痛みが出ます。
炎症反応が強く出ている時期なので朝から晩まで痛い時期もあります。
そして痛みがおさまり、少しずつ指の動きが鈍くなってきます。
腱が腫れているため、指が動かしにくくなってきているのです。
症状が慢性化してしまったら、指先のトラブルは続きます。
この時期に入ると、痛みは減少しますが腱の腫れは治りにくくなっています。
何もせずに我慢し続けてしまった場合、手術などの処置を必要とすることもあります。
どんな人がなりやすいの?
ばね指になりやすいのは、一般的には、中高年の女性が多いと言われています。
私が普段施術するなかでも、女性が多い印象です。
細かい指先を使う作業が、女性の方が多いからでしょうか。
日常生活に不便を感じて来院して頂いているのかもしれません。
もちろん男性の方もいらっしゃいますが、ごくたまにです。
個人的な意見では、男性は症状が発症しても病院に行かない人が多い気がしています。
だから一般的な統計には入らないのではないかと。
どうして「ばね指」なるんだろう?
辛い痛みや、指先の動かしにくさ… 何かしらトラブルを抱えると
「どうしてなったのか?」
「予防できたのか?」
「遺伝?」などなど、考えてしまうものです。
ばね指の原因なんですが、腱とバンドと言われる部分の摩擦で、腱が部分的に分厚くなるからだと思います。
残念ですが、同じ作業をしていても、ばね指になる方とならない方はいらっしゃいます。
そう言う意味では、元々の骨や靭帯が弱い人の方がなりやすいのかもしれませんが、
一概には言えません。
ばね指かも?!と感じたら我慢しないで相談を!
ばね指かも?と思い当たるところがあったら、なるべく早めにプロにご相談ください。
生活に支障が出てきたタイミングでは、慢性化してしまっているかもしれないからです。
そうなってしまってからでは楽になるまでに時間がかかる症状なので、根気強く施術を続けていく必要があります。
でも、何かしら対処していくことで必ず変化はあると思います。
「どうしたら、いつもどおりのことができるのか。」
「とりあえずできる事はないのか。」
私ももちろん考えます。ぜひご相談ください。