- 投稿日
- 2017年2月23日 (最終更新:2017年3月9日)
- カテゴリ
- モートン病
私の感覚ではありますがこの名前にピンっとくる方は少ないのではないでしょうか。
知らない方が多い分、辛い症状を見落として我慢してしまったり、
どこに相談していいのかわからず、1人で悩んでいらっしゃる方も多いのでは。
今回は「モートン病」の主な症状について、施術に関わってきた私の視点でお話しようと思います。
主な症状についてお話します。
「モートン病」の主な症状は、立った時に足の裏または甲に痛みやしびれが出ます。
個人差はありますが、足裏の第3~4趾間か第2~3趾間の間に起こりやすいと言われています。
(人指し指、中指、薬指のあたりが痛むわけです。)
捻挫と勘違いして病院に行かれる方が多いとの話もチラホラ聞きます。
痛みの感じ方はそれぞれですが、種類としてはチクチクとした痛みやズキッとした痛みを感じるようです。
施術前のカウンセリングでは、前に重心をかけて踏み込んだ時にズキッとする
ひどい人では、寝る時の布団の重みでも痛みを感じると聞きました。
歩行困難までではない痛み
少し安静にしていると落ち着く痛み…
このあたりが逆に厄介で、痛みを改善しようとするタイミングをずらしてしまう要因となってしまいます。
症状は、どんな人に多いのか?
どのような方に症状が多いかと言うと、男女比は女性7割・男性3割と言った感じでしょうか。
女性で多いのは40代の方で、ちょうど足下の筋肉が衰えてくるころだと思われます。
男性ではスポーツ選手、特にサッカーをしている人が多い印象があります。
正確な原因がお伝えできればいいのですが、これと言った原因は解明されていません。
寒さで痛みが増す…雨の日が辛い…と言った季節や天気などの外的要因で痛みが増す事は、あまりないと思います。
少し専門的なお話をすると、足の裏はアーチと言うドーム状になっています。
親指、小指、かかとの3点を支点にして体重を支えています。
このアーチが崩れて234趾(足の真ん中の3本の指)で支えると、
人指し指、中指、薬指の所に足の神経があってそれを圧迫する形になります。
この圧迫が「モートン病」の始まりとなります。
ハイヒールを履いたり、つま先立ちの状況が続くと指を圧迫した状態になりやすいです。
モートン病で例外なのが、サッカー選手や踏み込みの多いスポーツをしている方々です。
スポーツ選手の場合は、ワンプレイの踏み込みでアーチが崩れ234趾の神経が圧迫されているのでしょう。
どうやって改善していくのか。
では、厄介ものの「モートン病」にどのような対処をしていくのか、簡単に説明していきます。
とにかく大事なのが、アーチ本来のかたち。
正常なかたちに戻すことを目指して施術を重ねていきます。
具体的には、形が崩れてしまった足のアーチ部分を筋膜リリースし、
その後テーピングで固定していくことを続け、本来のアーチの形を取り戻していきます。
これでも治らない場合は、インソールを使用し、普段からアーチの矯正をしていくことをお薦めしています。
もっと詳しい施術内容に関しては、またの機会に記事させていただきたいと思っています。
最後にモートン病の症状には、すごく個人差があると私は思っています。
痛みの種類や痛みの大小・悩んできた期間が本当にそれぞれなんです。
それゆえ、オーダーメイドの施術が必須な症状だと思っています。
痛みが楽になるのに、時間がかかるのも辛いところです。
我慢できないことはない…。知名度の低い症状。
この厄介さを何とかしたくて今回記事にしましたが、少しは「モートン病」についておわかり頂けたでしょうか。
少しでも気になる点があれば、改善に向けて動き出してみましょう。
なかなか「辛いなぁ・・・」と感じても、整骨院を選ばれる方が少ないのが現状ですが
体のことで悩みを抱えたら、まず当院へ!そんな存在になりたいと考えています。